Windows 10 の新しいハード ドライブ容量分析ツール、ディスク使用量を試してみる

Microsoft は、フォルダーが使用しているディスク容量をレポートする組み込みのディスク使用量コマンド ライン ユーティリティを作成しています。

時間が経つと、ストレージ容量が不足し、どのプログラムやファイルがハードドライブの容量を使い果たしているかが分からなくなることがよくあります。以前は、最も多くのスペースを使用しているフォルダーを一覧表示するには、TreeSize などの無料ツールをダウンロードする必要がありました。

• Windows 10 で最適な 4 つのディスク領域分析ツール

先週リリースされた新しい Windows 10 Insider ビルド 20277 および 21277 をテストしているときに、Microsoft が新しいディスク使用量ユーティリティを密かに導入したことを発見した人もいました。このユーティリティは、ドライブ全体または指定したフォルダーをスキャンし、各フォルダーの使用量を報告します。

Windows 10 の新しいハード ドライブ容量分析ツール、ディスク使用率

ディスク使用量はC:\Windows\System32\diskusage.exeにあり、 discusage /?と入力すると使用方法の説明が表示されます。、以下に示すように。

ディスク使用量の使用手順

このプログラムは開発の初期段階にあり、一部の機能が期待どおりに動作せず、ユーザー マニュアルにはいくつかのタイプミスがあります。

興味のある方のために、完全な使用説明を以下に示します。

DiskUsage - Disk Usage

Description: Summarize disk usage recursively for the given directory.
Usage      : diskusage [Options] [Directory]
Options    :
    /a, /systemAndReserve    displays size for system files and reserved space
    /c, /csv                 displays in csv format
    /d, /maxDepth=N          displays directory information only if it is N or
                             fewer levels below command line argument
    /e, /minFileSize=SIZE    displays directory information only if its FileSize
                             is greater or equal than SIZE
    /f, /minSizeOnDisk=SIZE  displays directory information only if its SizeOnDisk
                             is greater or equal than SIZE
    /g, /displayFlag=FLAG    specifies the flags value to determin which column(s) to display
                             column          value    description
                             SizeOnDisk      0x001    the on disk size
                             FileSize        0x002    the end of file size
                             SizePerDir      0x004    sum of SizeOnDisk for top level child
                             Files           0x008    number of child files
                             ChildDirs       0x010    number of child directories
                             FilesPerDir     0x020    number of top level child files
                             DirsPerDir      0x040    number of top level child directories
                             CreationTime    0x080    file creation timestamp
                             LastAccessTime  0x100    file last access timestamp
                             LastWriteTime   0x200    file last write timestamp
                             Attributes      0x400    file attributes
    /h, /humanReadable       displays size in human readable format
    /i, /iniFile=FILE        takes all the parameters from an INI file.
                             NOTE: SCENARIO name must be speificed via /j (/scenario)
    /j, /secnario=SCENARIO   specifies the scenario name for the INI file
    /l, /allLinks            count all hardlinks separately (By default, files with multiple
                             hardlinks are counted only once towards the first link name)
    /m, /multipleName        count only files with more than one link names
    /n, /nameFilter=FILTER   count only files whose name matches the name filter
    /p, /preferredPath=PATH  count files with multiple link names towards the first link that's
                             under PATH if it exists
                             NOTE: This options must not be specified togerther
                             with /l (/allLinks)
    /q, /virtual             recurse into virtual directories
    /r, /skipReparse         skip recursing into reparse directories
    /s, /skipResurse         skip recursing into child directories when calculating sizes
    /t, /TopDirectory=N      displays Top N directories by SizeOnDisk in descending order
    /u, /TopFile=N           displays Top N files by SizeOnDisk in descending order
    /v, /verbose             displays verbose error information
    /x, /clearDefault        do not display the default selected columns

新しいディスク使用量ユーティリティのテスト

Microsoft の新しいディスク使用状況ツールは開発の初期段階にあるため、非常に基本的なものです。どのように機能するかを見てみましょう。

デフォルトでは、ディスク使用量を実行すると、ファイルとフォルダーの容量がバイト単位でレポートされますが、MB や GB などで容量を表示するほど役に立ちません。以下の例で使用されます。

たとえば、このテストを仮想マシンで実行する場合、大量のデータや大きなプログラムがインストールされていないため、この記事ではC:\Windows フォルダーでテストしました。

このツールには管理者権限が必要なため、discusage.exe を使用する前に、まずWindows 10 で管理者権限でコマンド プロンプトを開く必要があります。そうしないと、エラーが表示されます。

たとえば、1GB を超える C:\Windows 内のフォルダーを表示するには、次のコマンドを実行します。

diskusage /minFileSize=1073741824 /h c:\windows

以下に示すように、ディスク使用量には、C:\Windows フォルダーを含む 1GB を超えるすべてのフォルダーがリストされています。

C:\Windows 内の 1GB を超えるフォルダー

ディスク使用量には、ドライブまたは指定したフォルダー内のフォルダーの上位 N (数) を一覧表示する機能も含まれています。これを行うには、次のようにコマンド/t=[number]を使用します。

diskusage /t=5 /h c:\windows

残念ながら、このコマンドの出力は期待どおりではありません。以下に示すように、5 つのフォルダーの並べ替えられたリストが表示されますが、前のコマンドに基づくと、これらは例で予期されるフォルダーではありません。

C:\Windows 内の最大容量の 5 つのフォルダー

この記事では、上記のコマンドは、サブフォルダー内のファイルを考慮せずに、最大のフォルダーを表示すると推測しています。

ディスク使用量には、次のコマンドに示すように、/uオプションを使用して最大のファイルをリストするなどの他の機能も含まれています。

diskusage /u=5 /h c:\windows

以下に示すように、ディスク使用量には、最大の 5 つのフォルダーが表示されるのではなく、最大の 5 つのファイルが表示されます。

C:\Windows 内の最大容量の 5 つのファイル

ディスク使用量に含まれるその他の機能には、自動的に使用するオプションを含む構成ファイルの作成、出力のカスタマイズ、さまざまな種類のフォルダーを無視する機能などがあります。

前に述べたように、DiskUsage はまだ初期段階にあり、いつ正式に登場するかについての情報はありません。最新の Windows 10 Insider ビルドをインストールすることで、今すぐテストできます。