Windows 10 で NTFS 最終アクセスタイムスタンプの更新を有効/無効にする方法

最終アクセスタイムスタンプには、最後にアクセスした NTFS ドライブ上の各ファイルとフォルダーの更新時間が表示されます。これにより、ファイルの利用状況を把握することが可能になります。

最終アクセスタイムスタンプの管理

システム管理モードでは、NTFS ドライバーはブートプロセス中に「最終アクセス」アップデートを有効または無効にできます。以下の条件によって挙動が変わります:

システムボリュームの容量	最終アクセスの更新
128GB 以下	有効
128GB 超	無効

ユーザー管理モードの動作

ユーザー管理モードでは、「最終アクセス」アップデートのステータスは起動時に変更されません。設定時に有効または無効となります。

最終アクセスタイムスタンプの状態の一覧

値	説明
0	ユーザー管理モード、最終アクセス時刻更新が有効
1	ユーザー管理モード、最終アクセス時刻の更新はオフ
2 (デフォルト)	システム管理モード、最終アクセス時刻更新が有効
3	システム管理モード、最終アクセス時刻更新オフ

Windows 10 で NTFS 最終アクセスタイムスタンプの更新を有効/無効にする方法

最終アクセスタイムスタンプの例と注意点

古いコンピュータまたは速度の遅いコンピュータで最終アクセスタイムスタンプを有効にすると、ファイルアクセスに時間がかかる場合があります。以下に、ファイルエクスプローラーの詳細ビューにおけるアクセス日の表示に関する情報をまとめます。

注:ファイルエクスプローラーの詳細ビューの [アクセス日]列は、追加しない限り、デフォルトでは表示されません。

NTFS 最終アクセスタイムスタンプの更新をコマンドラインで管理する方法

管理者権限でコマンドプロンプトを開くか、管理者権限で PowerShell を開きます。
以下のコマンドをコピーしてコマンドラインウィンドウに貼り付け、Enter キーを押します。
最終アクセス時間の更新の現在のステータスを確認します。

fsutil behavior query disablelastaccess

ユーザー管理モードを有効または無効にするために以下のコマンドを使用します。

ユーザー管理モード、最終アクセス時刻更新が有効:
fsutil behavior set disablelastaccess 0

ユーザー管理モード、最終アクセス時刻更新オフ:
fsutil behavior set disablelastaccess 1

デフォルト - システム管理モード、最終アクセス時刻の更新が有効:
fsutil behavior set disablelastaccess 2

システム管理モード、最終アクセス時刻更新オフ:
fsutil behavior set disablelastaccess 3