電子メールの添付ファイルを開いて送信するときに Windows がウイルス対策ソフトウェアに通知しないようにする

この記事では、Windows がウイルス対策ソフトウェアに電子メールの添付ファイルをスキャンするよう通知しないようにする方法を解説します。この設定を実施することで、ユーザーは添付ファイルを迅速に開けるようになります。また、ローカル グループ ポリシー エディターおよびレジストリ エディターを利用して設定を無効化することが可能です。

目次

1. ローカル グループ ポリシー エディターを使用する方法
2. レジストリ エディターを使用する方法

ローカル グループ ポリシー エディターを使用する方法

Windows 10 には、電子メールの添付ファイルを開いたときにスキャンを停止するためのグループ ポリシー設定が用意されています。この設定を無効にする手順は以下の通りです：

1. Win + R を押して、「ファイル名を指定して実行」プロンプトを開きます。
2. 「gpedit.msc」と入力して Enter を押します。
3. 次のパスに移動します：

User Configuration > Administrative Templates > Windows Components > Attachment Manager

右側には「添付ファイルを開くときにウイルス対策プログラムに通知する」という設定が表示されます。デフォルトでは「未構成」に設定されています。このオプションを[無効にする]に設定し、[適用] > [OK]ボタンをクリックします。

動作の管理

このポリシー設定を使用すると、登録されたウイルス対策プログラムの通知動作を管理できます。複数のプログラムが登録されている場合、すべてに通知されます。担当するウイルス対策プログラムがファイルをスキャンしている場合は、追加の呼び出しは不要です。

レジストリ エディターを使用する方法

レジストリ エディターを使用して設定を無効化するには、以下の手順を行います。

注: まず、システムの復元ポイントを作成し、すべてのレジストリ ファイルをバックアップすることを忘れないでください。

1. Win + R を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力して Enter を押します。
2. 次のパスに移動します：

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Attachments

Attachmentsキーの作成

Attachmentsキーが存在しない場合は、[ポリシー]を右クリックし、[新規] > [キー]を選択し、「添付ファイル」という名前を付けます。

1. [添付ファイル]を右クリックし、[新規] > [DWORD (32 ビット) 値]を選択します。
2. 「ScanWithAntiVirus」という名前を付け、ダブルクリックして「値のデータ」を1に設定し、[OK]ボタンで保存します。

設定の無効化と再度有効化

この機能を無効にするには、ScanWithAntiVirusの値データを1に設定します。再度有効にしたい場合は、Attachmentsキーを削除するか、ScanWithAntiVirusの値データを3に設定します。

関連リンク

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